Q1.
まずは「 REB-100 社の会」について教えてください。
A1. 「 REB-100 社の会は」建築と不動産業界関係者が互いに情報共有を行っている集まりです。月に一度の
ペースで開催される「 REB-100 社の会」が活動の中心になっています。
Q2 建築と不動産業界関係者の集まりということですか?
A2. そう考えていただいてよろしいかと思います。ただ、この会では不動産業界の中でも用地や事業といった業務
を中心に不動産取引などで仕事をされてきた方がほとんどです。しかもそのような中でも、情報の正確さや
、未来といいますか、この先の経済情勢にも判断し続ける方の集まりになりますので、弁護士の方や、会計
士の方、あるいは不動産業のみならず、経済全体の情勢を調査されている方なども参加をお願いしており
ます。
Q3. なるほど情報の正確さと先を読み解く正確さの 2 つを共有しているわけですね。
確かに、 12 月までの「 REB-100 社の会」に参加されている講師の方は、不動産業界の方が多いですが
、中には経済に特化された方もいらっしゃいますね。
そのような方たちが、集う「 REB-100 社の会」はどういった方向性を続けられていくのでしょうか?
A3.
そうですね。まずこれまでの「 REB-100 社の会」では、様々なご提案を参加された方々にさせていただい
ております。毎回 200 名ほどの方がお集まりになるわけで、その中でも知りたい情報、共有したい情報という
のは様々かと思います。土地売買の話なのか、あるいは建築事業化を進めるのかなど様々です。さらにそ
れぞれの方向けに特化した貴重な情報を共有するには、全体会である「 REB-100 社の会」のほかに、特
化した分科会のようなものがあってもいいかと思います。また「 REB-100 社の会」を運営するにあたって、
今回このインタビューのきっかけにもなりました、 WEB 上での的確な情報共有というところにも焦点を当てて
まいりたいと考えております。
Q4. インターネットの情報共有といいますと、限られた人だけとは限らないという印象がありますが、そのあたりは
どのように共有を図られていきますか? A4.
そうですね。確かに誰もがというのが、インターネットの基本でしょう。しかし、セキュリティーに配慮した、ある
いは情報を新鮮なうちだけ、しかも特定の人だけという戦略はあるでしょう。しかしやってみないとわからない
というところもあります。マッチングサイトとしては規模が大きすぎますからね。配慮が必要かと思います。
Q5.
情報の伝達の仕方が課題であるということですね。 ところで、「 REB-100 社の会」と常に比較されると伺っ
ております、昨今の金融不安に対しては、どのように見えてられましたか。 A5.
私自身建築設計と不動産業の両方のお仕事をさせていただいています。それだからではないでしょうが、数
年前の構造耐震偽装事件から建築基準法の改正までの流れ、そのあとの不動産金融不安というのはある
程度想定出来ていました。また、金融商品に係る関連法案の情報もいち早く入っておりました。最近の情勢
は、建築・不動産業界に従事されている方なら多少なりとも想像できたのではないだろうかと思います。「
REB-100 社の会」は金融商品取引法をきっかけにもう一度金融・不動産について、的確な情報共有を図
り、ビジネスを展開していく目的で始まりましたが、参加されていただいた方々の要望から、常に柔軟に「
REB-100 社の会」のテーマを変えてきました。しかも想定できるうる確実なリスクについても先回りとしてお
話させていただきました。 今は年末ですので、今年を振り返ることがこの先 2 年あるいは 3 年といった、不
動産事業のスパンで見据えた情報共有が重要かと思います。また、今までは公示価格が不動産事業の基
準だったわけでしたが、建築基準法改正後はしばらく、工事原価の高騰が市場活性化の歯車に大きなくさ
びを打ち込んでいたわけです。市場と市況に対してまだ半年以上は目を配らなければいけないと思います。
では何を中心に、あるいは何を踏まえた上で事業スキームを組み立てなければならないかということに関し
ては、具体的に「 REB-100 社の会」にて情報を共有していくことだと思います。
Q6. なるほど。これから新たに「 REB-100 社の会」に参加される方に対してアピールするとすればどのようなこ
とでしょうか?
A6. まず人脈とビジネスを直結する会であるということをイメージしてください。それは、どのような情報を手に入
れるかという活動が大事ですよね。そこから始めていきましょうということです。まずは、情報を共有していき
ましょうということでしょうか。
ありがとうございます。
(2008年1月 株式会社SD建築企画研究所にて)
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